書籍版「光のお父さん」を読み終わって。
光のお父さん計画・・・・。
それは、齢60を超えるゲーム好きの父にFFXIVをプレイしてもらい、自分は正体を隠してフレンド登録。共に冒険を続け、いつの日か自分が息子であることを打ち明けるという壮大な親孝行計画を思いつたマイディーさんのブログ「一撃確殺SS日記」内の大人気ドキュメンタリー連載である。
ピカプンが書籍版「光のお父さん」を買ってきたらしい。
「犬の散歩にちゃんと行くから」という子供みたいな条件で誰かに買ってもらったわけでもなく、もちろん自分で買いに行った。近所の書店に買いに行った。
本はゲーム攻略本コーナーに並んでいたのだけれど、地方の書店にしてはまあまあたくさん陳列されていた。
「光のお父さん」この大人気連載は僕もマイディーさんのブログで読んでいたので、書籍化にあたって本を買うかどうか悩んでいた。
事の顛末についてはブログで読んでいるのでわかっている。
ただ、今回書籍化するにあたってブログの内容を書籍用に再編成しているらしく、どういった形になっているのかというところに興味がありました。
なので購入!
あとは、この本が売れることで話題になり、ドラマも話題になればFFXIVに興味を持ってくれる人が増えるのではないか。興味を持って始めてくれる人が増えれば、それはスクエニさんのためになり、延いてはプレイヤーのためになる。
あとは単純に普段楽しませてもらっているマイディーさんを応援するためw
そんな経緯で購入した書籍版「光のお父さん」を読み終わって、良かったなと思った点がいくつかありました。なので、個人的に良かったところを大きくわけて3つ書いていきます。
このブログを読んで光のお父さんを知ったという人や、書籍版で初めて知ったという人にも、ぜひ原作(ブログ版)を読んでもらいたいので、「原作も読んでみたいな」そんな風に思ってもらえたら幸いです。
一つ目「本になっても読みやすいレイアウト」
ブログ見たことあるよ!って人はわかると思うのですが、タイトルにもあるようにSS(スクリーンショット)がたくさん使われています。
書籍化してもブログの雰囲気を損なわないようにうまく作られていて、ほぼほぼ全部のページにSSが掲載されています。
全部で286ページですが、一気に読めば2~3時間で読めるようになっていてとても手軽です。普段本を読まない僕でも挿絵が多くて読みやすく、SSでゲームの臨場感が味わえるので、未プレイの人でもなんとなくゲームの楽しさが伝わるはず!
楽しんで読めるように工夫されたレイアウトだと思いました!
二つ目「プレイヤーの目線からゲームの楽しさが伝わってくる」
いうまでもないのだけど、マイディーさんも一人の光の戦士です。
実際にゲームをプレイして感じた楽しさや、苦労したことなどが書かれています。
なので、
プレイヤーの読者にはあるある
未プレイの読者には楽しそうor難しそう
そういった印象を持ちやすいと思います。
あとは
きりんちゃんがかわいい。なんといってもこれに尽きるでしょう。
同じことを思ったそこのあなた!あなたもララコンですね?
自覚はなくとも片足沼に突っ込んでますよ^^*フフフ
三つ目「FC:アライズのみんな」
原作を読んでない人にはネタバレになってしまうのですが、あとがきの284ページの
「大迷宮を一緒に戦ってくれたFC:アライズのみんな」ここにものすごくグッときました。
光のお父さん計画の最終目標でもある大迷宮バハムート邂逅編5層「ツインタニア」の攻略。5層とあるように、5つあるステージを1層から順にクリアしていくことで5層のツインタニアまでたどり着くというシステムになっています。
原作では1層から順番にストーリーがあるのですが、書籍化にあたって丸々カットされています。
そのカットされた章の中に光のお父さんがマイディーさん率いるFCじょびネッツァやFCアライズのみんなと固定パーティを組んで大迷宮バハムートを一緒に攻略している様子がしっかりと描かれています。
その中で僕が大好きだったシーンがありまして…
実は、そこを語りたいがために今回記事にさせて頂いた次第でございます。
なので
語らせて頂きます。
それでは
参ります!
それは「光のお父さんはスライムを運搬した。」という章でのシーン。
FFXIVには超える力というシステムがあります。
これは最新のものを除いた高難易度コンテンツ(以降レイド)で全滅するたびに超える力が付与され、ステータスがアップするというシステムです。
レイドにはクリア報酬があり、装備だけでなくレアなマウント(フィールドで走るよりも早くなる乗り物)がもらえたりします。
そのため、旬が過ぎたレイドにも報酬が欲しくて通う人たちがいます。
もちろんクリアした証であるアチーブメントがほしいといった人もいたりで、通う理由は様々。
そんな人たちのために用意されているのが超える力です。
コンテンツをクリアするだけなら使わない手はないのですが、FCじょびネッツァのメンバーはこれを毎回切ることにします。
クリア済みでギミックのわかっている自分たちが強くなってクリアしても、初見のお父さんやFCアライズのためにならないという判断です。
そしてFCアライズのメンバーには超える力を切るように言っていなかったのですが、何度も全滅を繰り返してクリアした時にマイディーさんがSSを撮っている時に気づきます。
FCアライズのみんなは誰に言われるわけでもなく全滅するたびに付与される超える力をオフにしていました。
どうしても気になったマイディーさんは後日アライズのメンバーになぜ超える力を切っていたのか尋ねます。
すると「あんなのつけてクリアしても嬉しくもなんともないじゃないですか・・・」という返答がきます。
ここのシーンが本当にかっこよくて、ブログを読んだ時に感動して思わず涙が溢れたのを今でも鮮明に覚えています。
というか今も泣いてますw
なのでここのシーンが丸々カットされていたのは少し残念でした…。
初めて読む人や、FFXIVをプレイしてない人でも読みやすいように、ページ数や文字数の都合を考えればこの辺りを掘り下げないのは仕方ないことだと思います。
だけどやっぱりかっこいいアライズのみんなにも触れて欲しかったなあと…
なので
あとがきの最後に「大迷宮を一緒に戦ってくれたFCアライズのみんな」と書いてあってとても嬉しい気持ちになりました。
僕はアライズのメンバーでもなんでもないのにねw
最後に
長々と語らせていただきました。書籍版「光のお父さん」
FFXIVをプレイしている人もしていない人も、原作を読んでいる人もいない人も
ぜひぜひお手にとっていただきたい。
そしてゲームをしたことがないという人はあわよくば始めていただきたい。
しばらくお休みしていた人もこれを機にカムバックしてみてほしい!
4月からはドラマも始まります。
6月には2度目の拡張パッケージが発売されます。
これからもFFXIVがみなさんにとって楽しいものであり続けてもらうために
一人の光の戦士として楽しみながらプレイさせていただきたいと思いました。
本を読んでおもしろかった人はぜひ原作も読んでください。
最後まで読んでくれてありがとう。
またね!
ばいちゃ!